創業200年という老舗の京都の油専門店、山中油店さん。堀川通りから下立売に入った小さな通りにひっそりと佇ずむ店構えは赴きがあり、ふと足を踏み入れたくなりました。
訪れた日は少し前。2021年も開けてまだ寒い2月半ばごろ。その日はお天気も良かったので思い立って途中越えで京都までドライブに出掛けたときに立ち寄りました。
もくじ
創業200年の油専門店 『山中油店』
もともとは建築用の油を売っていたのが始まりだったそうで、現在でも塗装用の自然素材の油も販売されています。荏油(えゆ)、桐油(きりゆ)、亜麻仁油(あまにゆ)、くるみ油 などの乾性油を使用するそうです。なんとも贅沢!
また、自然塗料として、柿渋やべんがらも販売されていました。
艶出しや手入れには、木にしみ込む菜種油や椿油を使うそうです。
乾性油は木の表面で固まるので塗装にはいいそうですね。
実際に、さまざまな懐かしい油缶や、油壺など、お店の展示も雰囲気もとても素敵だったので、思わず写真を撮っていたら、店内はプライベートな空間と繋がっているので、セキュリティのために撮影はご遠慮くださいとのことでした。(すみません)
こちらが正面。左手に大きく間口が解放されたお店があります。
遠目からならOKかな。
こちらは普段は開門されていません。でも素敵な雰囲気でした。
とにかく、お店に置いてあった油つぼや、レトロな油缶など、写真は納めましたが公開はもちろんしません。お約束なので。でもぜひ一度行ってみてください。
近くに、山中油店のこだわりの油を使った料理が食べられるお店があるのですが、現在はコロナ禍で休業中だとか。
あのあたり散策するにも落ち着いた街並みなのでいいですね。
コロナも落ち着いてゆっくり時間ができたら、改めて電車かバスでふらっと散策しに行ってみたい場所でした。
地図
我が家のキッチンに仲間入りした油たち
ごま油、国産コーン油、なたね油をお持ち帰り。
普段よく使っているのでごま油はあとわずか。普段のオーリブオイルと米油と合わせて、このなたね油もコーン油もよく使います。
去年から京都を訪れる回数も激減していますが、季節が良くなったので、暑くなる前にまたどこか行ってみたいなぁ、と少し懐かしく下書きの記事を投稿しました。
お読みいただきありがとうございました。