パエリアといえば、普段の料理というより、やっぱりパーティーメニューですよね。たくさん人が集まったときに、どーんと熱々を出していただく醍醐味!簡単にできるし、見栄えもします。^^
今回は、本格的にサフランを使ったレシピです。オーブン皿で簡単に作れる方法にしました。
もくじ
- 食卓で旅気分 楽しさ広がる世界のパーティーメニュー ヨーロッパ編・スペイン
- サフランがなぜ高価なスパイス(ハーブ)なのか?
- 伝統医療としても使われていたサフラン
- サフランはハーブティーやお菓子作りにも
- サフランで作るパエリアのレシピ(オーブン天板を使う)
食卓で旅気分 楽しさ広がる世界のパーティーメニュー ヨーロッパ編・スペイン
今年はスパイスアンバサダーとして、レシピブログ様とハウス食品様のコラボによって、たくさんのスパイス瓶のセットが春と秋に2度も届きました。その秋に届いたセットの中には、サフランも入っていて、「お!やっぱりパエリア!」と思っていました。笑
お米料理大好きだし、特にパエリアは大好物です。サフランが高価なので代用としてターメリックやパプリカを使うのもありだと思いますが、せっかくなので、ハーブとスパイスの専門家として、サフランならではの良さについても少し触れたいとと思います。
サフランがなぜ高価なスパイス(ハーブ)なのか?
サフランが高価なのはご存知でしょうが、これはクロッカス(園芸種ではない)というアヤメ科の植物の、ほんのわずかな『めしべ』を乾燥させたもの。
だから1本でもとても貴重で高価なスパイス(ハーブ)というのがわかりますよね。
ヨーロッパでは古代エジプト時代から使われていてさまざまなエピソードもあります。
特に高貴な人々の間で使用されていたのですが、栽培がさかんに行われはじめてからは、庶民でも大切な日に使えるぐらい…それほど貴重なものだったのでしょう。
伝統医療としても使われていたサフラン
なぜ、めしべを使うのか…それは色素成分が大切なポイントです。
サフランの黄色い天然色素成分クロシンは水溶性なので、水で簡単に抽出することができるので料理の色付けとしても使い易く、炒めものよりは、水分を使って作る料理として、パエリアやブイヤベースなどが有名なのも、そのためなんですよね。
また、伝統医療、自然療法としてもサフランは使われていました。生薬としては番紅花(ばんこうか)と呼ばれ、鎮静、鎮痛、通経作用があり、特に女性特有(更年期の症状、ホルモンバランス調整など)のトラブルに使用されることもあります。(妊娠中の方の多量摂取は禁忌)
ハーブの世界では有名な、植物学者、ハーバリストのジョン・ジェラードの書籍にも…
1597年に出版した、挿画が美しい『The Herball, or Generall historie of plants(本草あるいは一般の植物誌)』によると、サフランはその昔、ローマで公共の空間を彩るために地面に敷き詰められたり、腺ペストの解毒剤として処方されたりしたこともあったという。
参考・引用 [世界一高価なスパイス サフランの知られざる歴史] より
サフランはハーブティーやお菓子作りにも
水溶性の色素と言って、ここでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、サフランはハーブティーとしても使えるんです。
サフラン1本でもティーカップに1~2杯ぐらいなら十分に色素が抽出されます。
そのままでもよいですが、サフランの色の妨げにならない程度の飲みやすいハーブとブレンドしてもいいですね。
と、かなり前置きが長くなりましたが、そろそろレシピにまいりましょう。
サフランで作るパエリアのレシピ(オーブン天板を使う)
材料 5〜6人分
- 米 2合
- コヤリイカ(15cmぐらいの小さめのイカ) 6〜8尾ほど
- エビ (ブラックタイガー大ぐらいのサイズ) 6〜8尾ほど
- 玉ねぎ 1/2個
- 赤パプリカ 1/2個
- 黄パプリカ 1/2個
- まいたけ 1パック
- にんにく 2片
- トマト缶 1/2個
- オリーブオイル 大さじ3
- 白ワイン 50ml
- 水 300ml
- GABAN サフラン ひとつまみ
- 干し貝柱 6個(なければ無添加貝柱顆粒だし 小さじ2程度)
- 天然塩 小さじ2 (貝柱顆粒だしを使う場合は調整)
- レモン 適量
- パセリ 適量
作り方
準備:
- オーブンは210度に予熱しておく
- オーブン角皿にクッキングシートをしいておく
- 分量中の水300にサフランと干し貝柱をつけておく
香りがとてもよいです!
1. 米はさっと水にくぐらせる程度に洗ってざるにあげておく。(洗い過ぎないこと)
2. エビは殻をとり背わたがあれば取り除いておく。小イカはワタがあれば取っておき、輪切りにする。
3. 野菜は食べやすい細切りにして、まいたけは手でほぐして、にんにくはみじん切りにして、オリーブオイルを入れたフライパンで炒める。
4. 3のフライパンに、2も加えてよく炒めたら、一旦エビとイカを取り出しておく。そのあと、米を加えて透き通るまで炒めあわせる。
5. 4に、サフランと干し貝柱を入れた水(スープ)と、トマト缶、白ワイン、天然塩を加える。全体に馴染んだら味をみて、火を止め、クッキングシートをしいたオーブン角皿に移して平らに広げる。最後にエビとイカを乗せる。
6. 210度に温めたオーブンに入れて25分〜30分様子をみながら焼く。オーブンによっては火加減が違うので、途中で様子をみて上にアルミホイルを乗せてこげつきを防ぐようにしてもよい。色よく焼けたらてきあがり。
サーブする前にレモンとパセリを乗せましょう。
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