庭や畑に生えると大迷惑なスギナ…なんですが、実はスギナはホーステールという立派なハーブだということをご存知でしたか?確かにある意味、雑草とも言えるかもしれませんが、使い方によっては若さを維持するためのすぐれもの、女性の味方です!
▲マルベリーの木の足元に生えるスギナ。
こんなふうに、我が家の庭の片隅、日陰に生えてくるスギナ。
▲ティートリーの木のそばに生えるスギナ
スギナは原始植物
スギナをやっかいものだと思って根こそぎ抜こうと思っても、土の中の根は地中深く伸びています。地下茎が広がりそこからじわじわと地上に伸びてきているのです。この逞しさが4億年前から現在まで生き残ってきた証。そう、トクサ科のスギナは原始植物のひとつ。トクサ科は、花をつけない胞子で増えるシダ植物の仲間。。でしたよね。
スギナはミネラルの宝庫
スギナは民間療法で薬として使われていた古い歴史があり、ヨーロッパでも有名な薬草のひとつ。日本でもお薬のない時代はよく使われていました。利尿作用、去痰作用、止血作用。。。
スギナは『ミネラルの宝庫』と言われるくらい、シリカ、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、鉄、亜鉛など豊富に含んでいます。
特に、スギナの植物性シリカ(ケイ素)は、髪や、骨、爪、歯にも必要なミネラル成分。骨が丈夫になる、髪の毛のコシ、爪の強度、などなど、年齢とともに気になる部分を補強してくれます。
また、カルシウムやマグネシウムによって自律神経のバランスを整えるのにも役立ちます。そのほか、たくさんの有効成分がいっぱい。
スギナは飲むより食べる
スギナの地上部を採り、サッと洗ってキッチンペーパーの上で乾燥させます。細いスギナはすぐに乾燥してカサカサになるので、ドライハーブにして保存しておいたり、粉にしてふりかけを作ります。
ミネラル類をしっかり摂取するためには、ハーブティーなどの水溶性成分よりも食べるのがおすすめです。
そこで、ふりかけ!
スギナのふりかけ
材料
- スギナ 粉末 大さじ1
- 粉末かつおぶし 小さじ1
- 紫蘇ふりかけ 小さじ2 (紫蘇と塩と梅酢のみのもの)
- 白ごま 小さじ1
作り方
- 摘んだ生のスギナは、さっと洗って水分を取り、キッチンペーパーの上に広げてしっかり乾燥させる。
- 1が完全に乾いたら、ミルサーで粉末にする。
- 2に、紫蘇ふりかけ、粉末かつおぶし、白ごまを擦って加えて混ぜる。紫蘇ふりかけに塩味がついているが、味が薄ければ塩を加えて出来上がり。保存容器に移して冷暗所に常温で保存する。
めちゃくちゃ簡単なので是非お試しください!
粉末にすると水溶性成分も抽出されやすいので、細長いホールタイプのまま煮出すよりもいいですね。ティーバックや茶漉しを使ってくださいね。
ハーブベジ弁当にもスギナのふりかけ
ご注文いただいたハーブベジ弁当にも、スギナのふりかけ。^_^
近江おごとハーブガーデン様の石鹸職人講座のランチボックスとしてお届けさせていただきました。手作り大豆ハンバーグをメインに、季節の山椒やフキも取り入れて、野菜を中心にハーブやスパイスを使ったお弁当です。使用しているフードパックは、ユーカリのパルプを70%使用しているエコ素材。
いつもありがとうございます。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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ハーブスパイス料理研究家
ハーバルアロマセラピスト
ハーブとスパイスの教室/サロンaroma*Rを主宰
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ハーブやスパイスを食や生活に取り入れるレシピやアイデアを開発して、さまざまな方面でご提案しています。講師活動、ワークショップなどを通して、ハーブやスパイスの使い方や育て方を多くの方に知っていただき、健康や美容、癒しに生かしていただきたいと願っています。
(公社)日本アロマ環境協会の認定スクールでの講師として、ハーブやスパイスから抽出される精油(エッセンシャルオイル)を使ったアロマテラピーのAEAJ認定資格取得のお手伝いもしています。