朝、庭にでてあれこれしていると、一瞬ポツリ、ポツリと雨が落ちてきましたが、気にせず手入れしているといつのまにか止んでくれました。
朝に摘み取ったローズゼラニウムの葉を、ハーブウォーターメーカーで蒸留して、芳香蒸留水(※)を抽出し、ローションを作ります。
もくじ
芳香蒸留水とは
芳香蒸留水とは、植物がもっている良い香りの成分(芳香成分)を取り入れた療法である、アロマテラピー(芳香療法)で使われている「精油」を抽出するために、植物を蒸留する際にできる芳香水のことです。精油は性質上、水にほとんど溶けませんが、芳香蒸留水には微量の精油成分が含まれていますので、蒸留した植物の香りが残っています。
精油は濃度が高いので、直接肌につけずに、ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどで希釈して使いますが、芳香蒸留水は、水がほとんどの割合を占めて精油成分はごく微量なため、そのまま肌につけることができます。
ハーブウォーターメーカーとは
自宅でフレッシュハーブを使って手軽に芳香蒸留水が作れるガラス製蒸留器のことです。写真では中にビーカーを使っていますが、もともとは小さなフラスコが付いています。少しでも多く抽出したいと思い付いていたフラスコより少し大きめのビーカーで受けています。それでもあまり大差ありませんけどね。
手作りの芳香蒸留水は新鮮さが大切。作っても冷蔵庫で1週間ぐらい。長期保存は避けたほうがよいので、少しずつ作って使うのがベストです。
今ではいろんなハーブウォーターメーカーが出ているようですが、これは、4、5年前、当時、発売後大人気ですぐに注文したものです。当時はこれが2万円弱で購入もしやすかったんですよね。仲間もみんなこれに飛びついたのを思い出します。
ローズゼラニウムは、薔薇のような香りがするので、香水や化粧品の香料として、高価な薔薇の代わりに使われています。
このハーブウォーターメーカーでは一度にたくさん蒸留できないので、写真のゼラニウムの葉っぱの分量で2回分くらいに分けて蒸留します。
ハーブウォーターメーカーのしくみ
- ガラスの筒型の容器の底にハーブとお湯を入れて、下からキャンドルで熱を加えると、その蒸気が氷を入れたガラス蓋の内側に付着してきます。
- その水滴の中には香りの成分である精油が含まれていて、ポタポタとビーカーの中に溜まっていきます。それが芳香蒸留水とか、ハーブウォーターと言われるものです。(フローラルウォーター、バイドロゾル、などとも言われます)。
- 実際に使われているものは、もっと大きな釜のような蒸留器が使われていますが、これは自宅で手軽にできるようにデザインされたものです。
《動画》ハーブウォーターメーカーの蒸留の様子
縦画面で撮影したものを横サイズに編集し直したので、少しわかりづらいかもしれませんね(⌒-⌒; )
こちらはポンカンの皮を使って蒸留ました。
精油は水に溶けにくい性質なので、水面にうっすらと層になります。
もう少し続けたかったんですが、急に出かけることになったので、この分量でキャンドルの火を消しました。
蒸留後のゼラニウムは成分が抽出されて茶色になっています。
帰宅後、ビーカーに抽出された芳香蒸留水を、消毒した容器に移しました。とりあえず投薬瓶に入れましたがちょっといただけませんね〜。自宅用なのであとて洗いやすい容器に入れちゃいました。(⌒-⌒; )
〜追画〜
2回目蒸留して容器入れ替えましたよん。
と〜〜ってもいい香り!!
グリセリンを少し足して、お顔のローションとして使います。
ハーブを選んで、摘んで、蒸留して、できた芳香蒸留水でハーブローションを作る。
作る工程も、肌につけて浸透させる瞬間の香りも、贅沢で癒される時間です。
ローズセラニウムはローズと同じように女性の心を豊かに満たしてくれる香りだから、それも含めて相乗効果ですね、きっと。
残りは明日まだ蒸留しましょう。
応援してもらえると嬉しいです(//∇//)
ありがとうございます*