万能オイルと言われている、無塩バターから作られる『ギー』を使った肌用のクリームを作ってみました。贅沢に、トゥルシー(ホーリーバジル)の香りを閉じ込めて自然素材のみで!
もくじ
- そもそも、ギーとは
- インドでのギーの使い方
- おうちでギーを手作りする
- どんなバター使えばいいの?
- ギーの万能保湿クリームについて
- 神聖なギーオイルと聖なる香りのホーリーバジルで作る贅沢なクリーム
- 準備するもの
- 材料
- 作り方
そもそも、ギーとは
ギーは、古代よりインドまたは南アジア地域で使用されており、牛や水牛の乳を精製して作られたオイルの一種です。インドの伝承医学アーユルヴェーダの治療薬として、また宗教儀式にも使われています。その栄養価と特徴的な香りから神聖な食べ物としてみなされています。
ギー(英語:Ghee)は、インドを中心とした南アジアで古くから作られ、食用に用いるバターオイルの一種。牛乳や水牛の乳や、無塩バターを煮詰め、水分やタンパク質を取り除いて作られる。主成分は乳脂肪である。(wikipediaより)
インドでのギーの使い方
インドでは、ギーは日常の食事によく使うものではなく、特別な時に使うオイル、または、アーユルヴェーダの治療薬として使うことの方が多いようです。
料理やお菓子作りに使用されることはそれほどなく、日常生活の中で食用油として使われているのは、サラダ油、大豆油、マスタード油、南部地域ではココナッツ油などが一般的だとか。
ギーを使わないことはないでしょうが、ギーを料理に使うのは、特別なことなのかもしれません。また、地域によっても違ってくるのかもしれませんね。
ギーは、アーユルヴェーダの治療オイルとしても使用しますが、外用として肌につけたり、アーユルヴェーダサロンではトリートメントオイルとしても使用します。
また、目薬がわりに使うこともあるとか。私は目に入れたことはないですが、目の周りのマッサージにギーを使ってまぶたにも塗ったりします。
おうちでギーを手作りする
ギーは市販のものもありますが、おうちで簡単に作れますので、こちらの記事を参考に作ってみてください。動画もあるのでわかりやすいかと思います。
どんなバター使えばいいの?
私たちがギーオイルを作る場合は、牛乳からではなく、無塩バターで作ります。牛乳からバターを作る工程はとても時間がかかりますし、家庭向きではありません。
入手できれば、牛本来の飼育環境にふさわしい放牧で育てられた牛の乳が理想です。無塩のグラスフェッドバター(放牧されて自然の牧草を食べて育った牛の乳から作られたバター)を使用するのが良いですが、なければ、一般的な、無塩のグレインフェッドバター(穀物で牛舎で育てられた牛の乳から作られたバター)でも充分です。
ギーの万能保湿クリームについて
さて、本題の万能保湿クリームについてご紹介します。
ギーそのものを直接肌に塗ることで充分なのですが、肌に塗布するにはちょっと美味しすぎるミルキーで香ばしい香りです。
お好みで精油をプラスして作っても良いし、今回のように、いつも作っているアロマのシアバター保湿クリームのシアバター代わりにギーを使ってみるのも楽しいですよ。
神聖なギーオイルと聖なる香りのホーリーバジルで作る贅沢なクリーム
神聖なオイルに、聖なる香りのホーリーバジルともトゥルシーとも呼ばれる精油を使ってみたら、なんとも贅沢なクリームになりました!うっとりする香りにもうメロメロです。ホーリーバジルは、アダプトゲンハーブと言われているハーブのひとつです。これは、精神的なストレスやトラウマ、不安、から抵抗力や適応性をつける力が備わっている、見えない敵から守ってくれる香りとされています。
また、ホーリーバジルの葉に含まれている芳香成分の一つであるオイゲノールには、免疫力を高める、抗菌、抗ウイルス作用、鎮痛作用などがあります。
準備するもの
20mlクリーム容器・50mlビーカー・湯煎鍋・ガラス棒・スケール
材料
- ギー 8g
- ミツロウ 2g
- アボカドオイル 小さじ1
- バジルチンキ 2ml(無水エタノールで抽出したチンキ剤)
- ホーリーバジル精油 2〜4滴
★アボカドオイルはホホバオイルで代用可、バジルチンキは無水エタノールで代用可
作り方
- ビーカーにギーとミツロウとアボカドオイル、バジルチンキを入れて湯煎にかけて溶かす。
- 完全に溶けたら、湯煎から取り出し(やけどに気をつけてね)、粗熱をとり精油を加え、容器に移す。
クリームのテクスチャーは、ミツロウの量で加減してください。柔らかくしたい時は、ミツロウを分量より少なめに、硬くしたいなら多めに。
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