テンペラードとはスリランカのカレーの料理法のひとつで、辛くないドライカレーのような炒め煮です。
今月から始まったヨガの先生とのコラボレーションのお仕事、『季節のヨガと養生ごはん』ではアーユルヴェーダの食事療法(スリランカスタイル)を取り入れて、日本の季節ごとの旬の食材で12月までのコースを開催します。毎回、複数のメニュー組み立ててワンプレートでご用意いたします。
そこでお出しする料理の一品にもなりそうですね。使用するスパイスや食材はその都度違うので、色々な味が楽しめます。
メニューは、日本でイメージするいわゆる『カレー』ではありませんが、スパイスやハーブを使うので組み合わせによってはカレー風味になることもあります。
つまり、スパイスを重ねていくとカレーの味になる、それが、結果的に日本でイメージする『カレー』なんですよね。日本のダシや調味料を重ねていくと和風の味になるのと同じなんです。
#スパイスアンバサダーレシピ
#ネクストフーディストレシピ
もくじ
テンペラードとは
このテンペラードもそのひとつ。日本でいうと、言わば、『お袋の味』的な料理です。和の調味料がスパイスに変わっただけで、フライパンひとつで簡単に作れます。
辛いスパイスは使わずに、ドライカレーのように汁気が少なくて、ひとりご飯やお弁当のおかずにも重宝します。
色々な野菜を組み合わせて作れるので、たっぷりと野菜が摂れます。豆類や動物性の肉も美味しいですが、アーユルヴェーディックな今回のコースでは肉類は使いません。
今回ご紹介するレシピは、オクラとえのき茸を使い、彩りとかさ増しに、人参とじゃがいもも加えてさっぱりとレモン汁でいただきます。冷蔵庫にある野菜でぜんぜんいいと思います。
オクラとえのき茸のテンペラード
材料(2人分)
- オクラ 1袋(約15本ほど)
- えのき茸 1/2本
- 人参 1/2本
- じゃがいも 小2個
- 米油 大さじ2
- クミンホール 小さじ1 (スタータースパイスとして)
- ココナッツクリーム 大さじ2
- レモン くし切り
- 塩 小さじ1.5
- 水 100ml
パウダースパイス
- コリアンダー 小さじ1
- ジンジャー 小さじ1
- ターメリック 小さじ1/2
- シナモン 小さじ1/2
- あらびきガーリック 小さじ1/2
- クミン 小さじ1
作り方
- オクラはヘタを取り、斜め切りで半分にする。えのき茸は根元の菌床がついている部分を切り落とし、三等分ぐらいの食べやすい長さにカットしてほぐしておく。人参とじゃがいもは、火が通りやすいように5mmぐらいの薄切りにして食べやすい大きさに切っておく。
- フライパンで米油を熱して、クミンホールを焦げないように炒める。ほんのりクミンの良い香りがしてきたら、オクラ、人参、じゃがいも、えのき茸を入れてよく炒める。
- 全体に火が通ったら、パウダースパイス全てと、塩を加えて炒め合わせる。
★パウダースパイスを入れると油分を吸うので一気に焦げ付きやすくなるのでここで火を少し弱めて注意しましょう。
- 3に水を少しずつ加えて焦げ付かないように絡めていく。水分がなくなりとろみが出てきたらココナッツクリームを加えて混ぜ合わせたら味を調整して火を止めたら出来上がり。食べるときにレモンをたっぷり絞っていただきます。
ハウス食品様からスパイスアンバサダー用にいただいたGABANのスパイスシリーズを使っています。
えのき茸がそれぞれのスパイスと絡んでくれることで、他の野菜ともなじみがよくなります。
テンペラードは、水分が少ないので素材にうまく絡まってとても美味しくいただけます。辛いスパイスは全く使っていませんが、もちろんしっかりカレー。笑
ココナッツクリームでよりマイルドになってお子さんも美味しく食べられるカレー味です。スパイスそれぞれの風味が生きているので大人も満足できる優しい味のテンペラードです。
何よりも余計なものを使っていないとてもシンプルな材料なのでとってもヘルシーです。
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